20代を中心とした若者グループ「和歌山若者変革会」が6月16日(日)、和歌山市中のふじと台エスタシオンビル前野外特設会場で初のイベント「紀州夢祭り」が開かれます。

和歌山の良さを体感し、地元から夢の実現をめざす人を増やそうと企画したイベントで、和田訓昌会長(27)は「和歌山を変革するのではなく、一人ひとりを変革していく会。祭りには地元で活躍する“アツイ”若者が集まる。

ぜひ、刺激を受けに来てほしい」と話している。 若者の活躍 祭りで発信  若手経営者やまちづくり活動に熱心な30歳以下でつくる同会。

元々、スーパーの店長を務める和田会長らが夢や和歌山への思いを語り合う飲み会を開いていた中で、参加者が増え、「仲間の輪を広げ、刺激し合うことで切磋琢磨し、将来の和歌山を担っていく人材として成長していこう」と昨春、同会を立ち上げた。

月に2回交流会を開き、当初10人だったメンバーは46人に。若手起業家が多いことから、毎回、仕事への意気込みや今後の目標、活動への思いを一人ひとり発表し、交流している。

今年1月に入会し、4月にホームページの制作会社イッセイを立ち上げた和田一希さん(27)は「起業して不安が多い中、同じ世代の仲間がいてくれるのは心強かった。今までこういう交流の場がなかったので良かった」と話す。

和歌山を離れ、都会で夢を叶えようとする若者が多い中、情熱を持って目標に向けてひたむきに取り組んでいる地元の若者を知ってもらい、共に和歌山で頑張っていく仲間を増やそうと企画したのが紀州夢祭りだ。

ステージでは、和歌山で夢をつかんだ人や、つかもうとしている人が登場。

5月に和歌山初の世界王者となった女子プロボクサー、真道ゴー選手をはじめ、ストリートダンスの世界大会に出場経験があるダンサーのNOBBY、ご当地アイドルグループFun×Famらが出演。

「和歌山のスタジオで指導している弟子と共演します。

全国大会で活躍している子もいて、和歌山で次世代が育っていることをダンスで見せたい」とNOBBY。

ネイルアートやボディジュエリーなどが体験できるドリームマーケットは、プロアーティストや専門学校生に活躍の場を提供し、来場者がワンコイン(500円)で楽しめる。フリーマーケットや和歌山の特産品を味わえるコーナー、地元で人気の飲食店による模擬店も並ぶ。

いずれも「店頭に立つのは20代の若者」とルールを設け、若さを前面に打ち出した。

来場者が夢についてつづる「夢札」も募り、会場内に掲示する。

イベントで感じた事や目標を共有し、夢について考えてもらうのがねらいだ。

実行委員長の武石浩一さん(27)は「20代の自分たちは未熟ですが、和歌山を愛しているという思いは世代を問わず変わりません。

夢をめざす活発な若者を増やし、和歌山の元気につなげていきたい」と意気込んでいる。

6月16日(日)、
和歌山市中のふじと台エスタシオンビル前
入場無料。
午前10時~午後6時。
(073・472・6007)。

 

 

 

 

 

写真=当日に向け意気込む和田会長(左端)とメンバー

※ニュース和歌山2013年6月1日号掲載    http://www.nwn.jp/
写真記事はニュース和歌山より